鳥の巣という名の調教会

私が一番最初に手がけた官能話です。

あるサイトに投稿していた頃は、日々少しずつの投稿で、思い出しながら書き込みしていたのもあって、がむしゃらな感じでの文章でした。
それが逆に興奮しやすかったのか、大勢の方々から連絡をいただきました。

掲載するものは推敲して手直しをしたものなので、作り上げられた感じがして刺激が伝わりにくいかもしれませんが、皆さんに読んでいただけたらと思います。

女性側からの経験した話になります。


これは、私達夫婦が体験したあまりにも刺激の強いSM調教の話です。
ある年の夏、別荘で調教会が開催されました。「鳥の巣」と呼ばれるSM調教の場に夫婦だけが参加できる催しがあったのです。
私の主人が、サイトでその書き込みを見て主催者にメールを送ったのが始まりでした。 そのSM調教は夫婦限定で、最初は興味・関心があり見学気分で参加してもらってもいいということだったようですが、「詳しい内容は電話で説明します。興味があればご連絡下さい。」
と、主人宛に届いたメールに携帯番号が書かれていたことから、主人は内容を教えてもらうだけでもと思い、電話をしたのです。
 私はその夜に、主人とセックスをしながらこのことを聞かされました。正直、驚きもありましたが、セックス中に調教の話をされると熱いものを感じてしまって、参加してみようかという気持ちが強くなってしまい、主人に「いいよ」と伝えてしまいました。

 そして、調教会が開かれる当日の朝から私達夫婦は車を走らせ、調教会が開かれる別荘のある地まで向かいました。その場所と私達の居住地は、県外ということから距離もありましたし、異国の地での調教会という気持ちで心が高ぶっていました。旅行気分もありましたが、初めての経験を前に興奮状態が強くなっていました。
別荘が近づくにつれ私と主人は乱れそうな雰囲気になっていました。車内で、私は主人から、「そろそろだと思うと興奮してアレが起ったよ。ジーンズを下げるから握ってしごいてくれ・・」と言われました。
私も正直、興奮していました。恥ずかしいのですが、助手席でスカートを捲くり主人にパンティが見えるようにして、少し両足を拡げて右手は主人のものを、左手で私の股間を触るようにオナニーをしながら別荘を目指していました。
私は両手を段々と激しく動かしていて、主人のものを強く握り締め、私はパンティの上から触っていたクリトリスを直接パンティの中に手を入れて、指で転がすように、目を閉じ、「あぁぁんんんん・・いい・・いい・・感じちゃう・・」と、主人にしか聞こえないので、あからさまにあえぎ声を出してしまっていたのです。
私のパンティには、もちろんシミが付いてしまっています。主人も、気持ちよくなり、「出るから・・」と言った瞬間に、私も主人のアレを口でふくみ、私の口に勢いよく放出しました。私も主人も、車内で1回逝ってしまいました。
これから参加しようとしている調教会を想像しただけで、いつもにはない興奮を感じてしまっていたのです。

 さて、車を走らせてから別荘近くまで来た頃には夕方になっていました。この日は台風の影響もあって、少し風も強くなっていました。そして別荘があるこの場所は山中の人気のない場所でした。
 私達は別荘に着くと、主催者夫婦に会費を支払い個室に案内されました。主催者夫婦は年齢が五十歳前の方でした。ご主人は見た目に温厚そうで、奥様は細身の美形の方で、胸は結構大きいなという印象でした。
 今回の参加夫婦は私達を含めた五組の夫婦でした。あまり大勢では別荘に入れないということと、これくらいの人数がちょうど調教会には良いという話でした。
 私達は主催者夫婦から部屋で説明を受けました。
「ご主人はこちらにあるガウンを奥様はこの下着を着用してガウンを着て下さい。そしてアイマスクをして時間になったらリビングに降りて来て下さい。」
そう言われました。
下着は黒、ブラはボンデージで出来た革の縁に金具が付いたおっぱいが丸見えの見た目にいやらしい拘束物で、ネットでも注文できるブラでした。パンティはサイズをあえて小さめにしてあり、オマンコに食い込みそうになる透けている物でした。
 アイマスクは誰が見ても夫婦だとわかるように色分けしてあるそうで、私達夫婦は赤のアイマスクでした。
 私は指定された下着に着替えましたが、家から着用してきたパンティのクロッチ部分は白い液がたっぷりと染み込み、主催者夫婦の説明と、この会に参加する気持ちだけでかなり興奮しました。履いてきたパンティも念のためにと思って、薄いピンク色で前面に紐が通してあるいやらしいパンティだったのですが、話を聞いただけでシミをたっぷりと作らせてしまった私は、顔が真っ赤になり主人にもそれを悟られていました。

 そうしているうちに、いよいよリビングに集合する時間になったのです。
リビングにはまだ二組のご夫婦しかいませんでしたがやがて全夫婦がそろいました。
まずは簡単に自己紹介ということで、年齢とSM歴を皆さんが話されました。
 主催者夫婦は、私達夫婦以外の方とは面識のある方もいて、何組の方は顔見知りになっているということでした。
 お名前は、このような場所ですのでペンネーム的な名前をつけて呼ぶことになっていました。愛称を言いますと、闇さん夫婦、淫美さん夫婦という感じです。
主催者さんは、「日暮」さんで奥様は「もえこ」さんでした。
 「闇」さん夫婦は、主催者夫婦と年齢が変わりませんでした。SM歴はかなり長くプレイは幅広くされているとのことでした。奥様の名前は「みや」さんとなっていました。「闇」さんの反対の読み方でわかりやすかったです。
 「淫美」さん夫婦は、私達と変わらないくらいで、ご主人奥様とも四十代前半、SM歴はやはり結構されているということでした。 奥様の名前は「らんこ」さんです。
年齢的に私達夫婦はこの中では真ん中で、主人が四十二歳、私が三十六歳です。私達は今回初めての参加でSMもほとんど経験なしと話しました。愛称は、初めての経験を表す意味で「ときめき」としました。私の名前は「えり」です。
 「乱れ髪」さん夫婦は、三十代前半でSM歴は私達以上にされていて、露出が好きな奥様ということでした。 奥様の名前は「いくこ」さんでした。
 「若妻」さん夫婦は、唯一、二十代前半のかなり若くて二人のアイマスクの下から覗く顔は、可愛らしい顔をしていました。奥様の名前は「みえ」さんでした。
主人は、「みえ」さんは人妻とは言いがたい女性のようで、一度は、いえ何度もセックスしてみたいと思ってしまったと言っていました。
さあ、「鳥の巣」と呼ばれる調教が開始されます。こう思い出すだけであの時の興奮が蘇り我慢出来なくなってしまいます。

まず私たち女性は、主人たちの座っている前へ一列に並べさせられました。
私達夫婦は初めてということで「日暮」さんからお話があり、
「えりさんのいけにえはなしでお願いします。」
と、男性陣に説明がありました。
 「いけにえ女性」は、私を除いた四人から選ばれることになりました。私も一応、列の中には並ばされました。
 「もえこ」さんは、補助をする役目で「いけにえ女性」にはなりません。そして、私たち女性は全員ガウンを脱ぐように言われました。
私は男性の前で、恥ずかしい格好を晒すことなんて今までに一度もありません。私は、その「脱ぐように・・」だけの言葉に鼓動が早くなりました。
「恥ずかしい・・主人だけならまだいいのに、いや、みんなが私を見ている・・」
言葉と視線で感じてしまいました。
私たち女性は全員同じボンテージブラに黒のパンティです。私も緊張しながら「どうしよう・・」という気持ちで、アイマスクの下の表情はかなり緊張していたと思います。主人も凄く興奮していてガウンの下が大きくなっていたのもわかりました。
主人たち男性陣が色々と観てきました。胸の大きさや色・形、そしてアソコの具合。オマンコに触れられませんが近づいて観てくるのです。
当然、私も観られます。
「闇」さんが、
「これは残念だなぁ…今回はいけにえなしかぁ!」
と、私を観て言いました。
 主人はドキドキして見ていましたが、私はそれ以上にたまらない興奮状態にさせられ、変な気持ちを通り過ぎ、こんなことで乱れてしまうとは予想もしていませんでした。
 そして、私たち女性はみんな「はぁはぁ・・あぁぁ」
とした息づかいになっていました。顔は紅潮して、私以外の奥さんもアソコが疼いているのが一目でわかりました。
 私は主人以外の男性の前で、恥ずかしい格好をさせられ、あえぎ声が出そうでアソコが濡れてきていたのです。引き返せないという思う気持ちと視線で感じました。

そしてこの中から一人の「いけにえ女性」が選ばれる時間になりました。
まず私たち女性陣は、後ろ向きにされました。私は、「いけにえ」にはなりませんが、「日暮」さんから、「これも経験です」と言われ、同じように後ろ向きにされたのです。
「日暮」さんが一人ずつ指名して「もえこ」さんが私たちを前向きにして、一歩前に立たせました。主人たち男性陣が、「この女性を」と、挙手をして選ばれた女性が「いけにえ」となるのです。
 選ばれたのは一番若い「みえ」さんでした。主人もこの「みえ」さんに挙手したようです。「みえ」さんは、「もえこ」さんによって、アイマスクもブラもパンティもすべて取られてしまいました。
 それから私たちは履いていた黒のパンティを「もえこ」さんによって片足ずつ挙げられて脱がされ、その「いけにえ妻のご主人」、「若妻」さんに渡されるということでした。 そして渡される前に、それぞれのパンティは一度全員の前でクロッチ部分の汚れが見えるように晒されたのです。
どの奥様も白い愛液をたっぷりと染み込ませていて、一部固まり状にしていた奥様もいました。
「なんていやらしいのでしょう!」
汚したパンティと汚した本人の姿を一緒に観られてしまうのですから、恥ずかしすぎて興奮はおさまりません。
 そして私のパンティも晒され、汚れを主人以外の男性が観ているのです。私は観られる瞬間かなり恥ずかしかったのです。それは、ただパンティを観られるだけではなかったのですから。
 実は他の奥さんもそうですが、パンティを観られる時は女性は自ら床に寝て開脚でオマンコが見えるように、自分の指でパックリと開かなくてはならなかったのです。どの奥様もオマンコは愛液でひかり、ヌルヌルとした感じで、中にはオマンコの奥まで見えるようにする奥様もいました。
 私はすべてが初めてです。まさかこんな格好にさせられて、恥部を主人以外の男性に観られると思っていなかったのですから。
濡れていないオマンコならパックリとは広がりにくいと思いますが、私も他の奥様もオマンコの筋肉が弛緩したように、挿入したイチモツを抜かれた後のように穴の形がはっきりとわかりました。
パンティの汚れと濡れたオマンコをじっくりと観られて、私たち女性がすでに牝という動物になっているのだと、興奮がおさまらなくなっていました。
 主人たち男性陣も、それぞれの奥様のアイマスクの下の顔が興奮によって目がとろんとしていることに気づいていて、「誰が一番淫乱だ!」ではなく、女性はこうやって恥らいが薄れていく、いや、恥じらいによって言うことを聞かざるをえない動物になるのだと思っていたはずです。
 私はそれでもまだ理性があったのか、やはり初めての経験で、
「あぁぁん・・あぁ・・」
と密かな小声は出ましたが、横に顔を向けていました。他の奥様たちは、私より経験があるせいか大声で、
「みてぇ〜」
とか、
「触って欲しい〜」
などの、自ら何かをせがむ声を出したり、刺激して欲しい仕草を見せていました。
「みえ」さんは選ばれた女性ですから、パンティの汚れを見せたり開脚したりすることはなく一緒に見学をしていましたが、この後、この「みえ」さんが大胆な調教によって変貌していくのでした。
 そして、「みえ」さんのご主人に私たちのパンティをすべて渡し、私たちのひとときのストリップ劇場が終わりました。
 私は、こんな経験をするとは思ってもいませんでした。両足が振るえ、それなのに両ふとももに自ら液を垂らすように流してしまっていました。主人は、私の様子を見てわかったのでしょう。心の中の心境まで見られたようでした。
私も主人もセックスをしたくてたまりませんでした。でも、こうやってじらされると興奮というのはいつ弾けるかわからないくらい刺激の強いものに変わるものなのですね。
こんな心境の私は、主人に抱かれるようなことはないまま、「みえ」さんを残し、私たちは下半身裸のまま「もえこ」さんによって別室に連れて行かれました。
 私たちが別室に行っている間、主人たちと「みえ」さんだけでかなりのことがあったようです。